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大人(成人)の歯科治療

40歳以上の5人に1人がかかっている歯周病

現在、歯周病は40歳以上の成人の5人に1人がかかっているとされています。歯周病の多くは明らかな自覚症状がないまま進行し、ゆっくりと重症化していきます。そのまま放置していると、歯茎が腫れて痛みや出血などを繰り返すようになり、やがては歯を支える歯槽骨が溶けて、歯が抜け落ちてしまうこともあります。

また、歯周病は歯を失うことにつながるだけでなく、糖尿病、動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞、誤嚥性肺炎などの全身の病気にも深い関わりがあることがわかっています。特に妊娠中の歯周病は、早産や低体重児出産のリスクを高めるとされていますので注意が必要です。

このように歯だけでなく、全身の健康を脅かす歯周病を予防するためには、ご自宅でのセルフケアでプラークコントロールに努めるとともに、歯医者で定期検診を受けることが大切です。初期段階には自覚症状がほとんど現れないということは、それだけ早期発見・早期治療が難しい病気だということです。だからこそ、3ヶ月に1回程度当クリニックにご来院頂き、お口の中の健康状態を小まめにチェックするようにしてください。

こんな症状がある時にはご注意ください

  • ・歯と歯の間に食べかすがよく詰まる
  • ・歯磨きや硬いものを食べた時に、歯茎から血が出る
  • ・硬いものをしっかりと噛むことができない
  • ・歯茎が赤黒く、ブヨブヨしている
  • ・歯の根が露出している
  • ・冷たいものや甘いものがしみる
  • ・ぐらぐらと動く歯がある
  • ・歯が伸びた気がする
  • ・歯と歯の間の隙間が広がった
  • ・歯茎から膿が出る
  • ・毎日歯を磨いているのに、まわりの人から口臭を指摘される

歯周病予防は「プラークコントロール」+「定期検診」

歯周病は加齢変化の1つとされていることから、「大人になったら歯周病の階段を上り始めている」と考えるべきであると思います。歯周病を予防するためには、ご自宅での歯磨きなどにより直接の原因となる歯垢(プラーク)を取り除く「プラークコントロール」が大切ですが、あわせて歯医者で定期検診を受けることも大切です。

予防歯科が進んでいる欧米諸国では定期検診の受診率が70%程度であるのに比べて、日本の受診率は10%程度であるとされています。その差は高齢者の残存歯数にもはっきりと表れています。このことからも、歯周病から歯を守り、いくつになってもご自身の歯でものを噛み続けるために、いかに定期検診が重要であるかがご理解頂けるかと思います。患者様の歯の状態やセルフケアの精度によっても異なりますが、当クリニックでは3ヶ月に1回程度の定期検診の受診をおすすめしています。

歯がぐらぐらと揺れる…もしかしたらそれは咬合性外傷かもしれません

咬合性外傷とは、噛み合わせの乱れや歯ぎしり・食いしばりなどが原因で、歯、歯茎、歯槽骨、顎の関節などが負傷する障害です。主な症状に、噛んだ時の歯の痛みや揺れ、歯槽骨の吸収、歯の磨耗・破折などがあります。また、歯周病の進行を早めたり、顎の関節に異常を引き起こしたりすることもあります。

咬合性外傷は「一次性咬合性外傷」と「二次性咬合性外傷」とに分けられ、一次性咬合性外傷とは、歯周組織が正常な歯に、歯ぎしり・食いしばりなどの過度な噛む力が加わることで起こる外傷です。二次性咬合性外傷とは、歯周病などにより歯槽骨が溶けて、支えが弱くなっている歯に正常な噛む力が加わることで起こる外傷です。

咬合性外傷の主な症状

  • 噛んだ時に歯が痛む
  • 歯茎が腫れる
  • 歯がぐらぐらと揺れる
  • 歯が磨耗する
  • 歯が折れる
  • 知覚過敏
  • 詰め物・被せ物が外れる
  • 歯周病の進行が早まる

咬合性外傷の治療

成人の場合、多くは歯周病と咬合性外傷が合併しているので、歯磨きなどのプラークコントロールにより炎症を抑えたり、噛み合わせの調整やマウスピースの使用などで噛む力を抑えたりすることで、症状の抑制をはかります。ただし、二次性咬合性外傷の場合は、歯槽骨が溶けてしまっているため上記の治療では完治させることが難しい場合があります。なので、普段から定期検診を受けられて、歯周病予防に努めるようにしてください。

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